だい3かいめの講座・日々の習慣
カードの不正利用、月1分の明細チェックで早めに気づくコツ
先に結論を言うと、カードの不正利用で被害を抑えられるかどうかは、ほぼ「気づくのが早いか遅いか」で決まるそうです。難しい知識はいりません。月に1分、明細をさっと眺めるだけの習慣が、いちばん地味で、いちばん効く早期警戒システムになります。
どうして「速さ」がそんなに大事なのか
不正利用って、たいてい少額の“試し請求”から始まって、放っておかれると少しずつ大きくなる傾向があるそうです。多くのカード会社では、気づいた時点ですぐ連絡すれば補償の相談ができる仕組みがありますが、どれも“早く気づくこと”が前提になっています。つまり、明細を見ない期間が長いほど、リスクが静かにふくらんでいくわけです。逆に言えば、早く気づきさえすれば打てる手はけっこうあります。
見落としやすい不審な請求
「数十円〜数百円の、見覚えのない少額請求」「知らない海外サイト名の請求」「覚えのないサブスク」。少額だからとスルーしないことです。試し請求の可能性があるので、金額が小さいときこそ要チェックです。
月1分の習慣を、続けられる形にする
続けるコツは、意志に頼らず「タイミングを固定する」こと。やる気じゃなくて、仕組みで続けます。
- 給料日や月初など、決まった日に確認する(カレンダーに繰り返し予定を入れておくと楽です)
- 利用通知メール・アプリ通知をオンにする(使った瞬間に気づけるので、これが一番強いかも)
- 「見覚えがあるか」だけ確認する(金額が1円単位で合ってるかより、まず心当たりの有無で十分)
もし不審な請求を見つけたら
- あわてて自分でネット検索した連絡先にかけず、カード裏面の正規の番号に連絡する
- 状況を伝えて、利用の停止や再発行など、案内に従って対応する
- 身に覚えのない手続きを求められても、相手の指示で他の口座へ振り込んだりはしない
ここだけは覚えておきたい
「カード会社を名乗る連絡」が来ても、こちらから裏面の正規番号にかけ直すのが鉄則です。向こうから指定された番号やリンクは、いったん疑ってかかるくらいでちょうどいいです。
この記事のまとめ
不正利用対策って、結局は「早く気づくこと」に尽きます。給料日などに月1分、明細を眺める習慣をつくって、通知もオンにしておく。不審な請求を見つけたら、カード裏面の正規番号へ。相手から指定された番号やリンクは使わない。これだけで守りはだいぶ固くなります。
月にたった1分。未来の自分への、ちいさな仕送りだと思って続けてみてくださいね。
この記事を書いた人:安田 守(やすだ まもる)
主宰/お金の先生
家計相談やマネー教育の現場で見てきた「あと一歩」の後悔を減らしたくて、お金の守り方を調べて記録しています。(※デモ用の架空の人物です)