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投資顧問・株情報サービス 口コミ蒐集録

株コミ図鑑

目次第一章 的中率の章No.001

第一章 的中率の章 ・ No.001

「的中率90%」って本当?投資顧問の的中率表記を実際に調べてみました

番号No.001 分類実績・的中率の読み解き
危険度(表記の鵜呑みに注意) 初出2026.05.20
最終更新2026.05.28 読了約5分

先に結論を書いておきます。「的中率」という数字だけを見て、その投資顧問が良いか悪いかは判断できません。同じ「90%」でも、何を母数にして、どの期間で、どう数えたのかで、中身はまるで別物になるからです。数字そのものより、その定義を確認するところから始めるのがよさそうです。

そもそも「的中率」に決まった定義がない

意外かもしれませんが、「的中率」という言葉は、法律や業界で厳密に決められた用語ではありません。だから各サービスがそれぞれの基準で勝手に計算していることがあります。たとえば、こんな違いが出てきます。

  • 「ちょっとでも上がれば的中」とするのか、「目標株価まで届いて初めて的中」とするのか
  • 配信した銘柄を全部数えるのか、それとも調子のよかったものだけ抜き出して数えるのか
  • たまたま好調だった直近の数ヶ月だけを切り取っているのか、長く通算しているのか

つまり、表記の見た目が同じでも中身は別物になり得る、ということです。なので私は、的中率の数字を見たら、まず「この『的中』ってどう定義してるんだろう」と探すクセをつけるようにしています。書いていなければ、そこがもう一つの判断材料です。

母数と期間で、印象は本当に変わる

仮に「10戦9勝で的中率90%」と書いてあったとして。それが3ヶ月だけの記録なのか、3年間の通算なのかで、重みは全然ちがいます。短い期間・少ない回数の成績って、「たまたまうまくいっただけ」の可能性を消せないんですよね。逆に、何年も一定の成績を保っているなら、それは一つの参考になります。

最低でも確認したい3点

  • 母数:何件中の何件なのか(割合だけじゃなく、実際の数を見る)
  • 期間:いつからいつまでを集計したのか
  • 定義:何をもって「的中」と呼んでいるのか

「過去の実績」は将来を約束してくれない

これは投資の世界ぜんぶに共通する大前提です。過去にどれだけ高い的中率があっても、それが将来の成果を保証してくれるわけではありません。相場は常に動いていて、昔うまくいった手法が、この先も同じように効くとは限らない。実績は「参考の一つ」であって「保証」ではない——ここは冷静に区別しておきたいところです。

この記事のまとめ

  • 「的中率」に統一された定義はなく、サービスごとに基準が違うことがある。
  • 同じ数字でも、母数・期間・集計方法で意味は大きく変わる。
  • 過去の実績は将来を保証しない。数字は参考材料の一つにとどめる。
  • 根拠が確認できない数字は、判断の主軸にしない。
編纂 神山 義之編集長

元・証券情報の編集者。数字を「見せる側」だった経験から、今は「読む側としてどう疑うか」を一人で調べています。※デモ用の架空の人物です。